小説「存在のすべてを」
坪井みよこさんが読んで、良かったと言うので今度貸してくださいと言ったらすぐに郵送してくれたのです。
18日にビレッジに行くのに、と思ったのですが、すぐに送ってくれた意味がわかりました。
初めに誘拐事件が起こるのですがその舞台が、横浜山手。
港の見える丘公園、元町商店街、代官坂、汐汲坂、フランス山、イギリス館、大佛次郎記念館、111番館と私の山手アトリエの隣までが詳しく出て来るのです。
また主人公が絵描き。日展とおほしき団体の内実、芸術院会員の選挙の仕組みなどが詳しく描かれている。画商と百貨店の美術部と画家との関係、芸大などの師弟関係なども。
警察内部の機構や新聞記者との関係も、作者が元新聞記者だったから、詳しい。
464ページという大著。私は読むのが遅いですが、それでも5日間ぐらいで読みました。
題名がなかなか覚え難い。少し哲学的なのかしら。愛情物語でもあります。
作者の塩田武士さんは直木賞候補者でした。今年は残念ながら該当者なしの結果でした。
18日にビレッジで返却します。
読みたい方は坪井さんへお申込み下さい。
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