ドライブ・イン・マンハッタン 2

タクシーの中の2人だけの会話劇。ショーン・ペンをいきなり名優と紹介しました。あまり顔つきが好きでは無い。いわば悪役の顔つきですね。確かクリント・イースト・ウッド監督の大作「ミステック・リバー」の主役でした。
したたかなタクシードライバーを見事に演じてました。会話劇の撮影は難しいはず。ましてや狭いクルマの中、運転席と防犯アクリル板を介した客席との会話。カメラをその都度変えなければならない。俳優は、相手役の前の台詞の後の、表情をして自分の台詞を言う。大変な演技力が必要。
スタジオで撮っているのでしょう。ショーン・ペンが運転しながら喋っているのでは無いのは眼の動きで分かった。運転している時は自然とあちこち目が動くはず。
ダコタ・ジョンソンと言う女優さんは、凄い美人だけど、LINEの言葉使いや、愛人に見せるため自分の裸の写真を用意している。オクラホマから出て来た田舎出の成功者と言う感じ。44丁目の住宅地に住んでいるのだから独身のお金持ち。定額制でタクシーを乗るのも、ケネディ空港からマンハッタンに入るのはいろんなルートがあり、遠回りされたりするからタクシーに乗り慣れている。カード決済にチップを500ドル(約8万円)も入れたのは心の中を話せたお礼なんでしょう。
タクシードライバーはまだそんな高額チップをもらったとは知らない。トランクから、バックを取り出して渡す。彼女は階段を登る。
そこで、「名前はマイキーだ」と言う。誘ったのだ。彼女は応えずドアを閉める。ショーン・ペンの表情。なんとも惜しかったと言う顔つき。
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ダコタ・ジョンソン。
素晴らしい女優でした。


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