ビレッジ文庫の太宰治全集第9巻。
「人間失格」
グッド・バイ
共に最後の頃の連載執筆。
グッド・バイは、自殺した為に未完。
人生敗北の文学と言えよう。架空の人物の設定の形式を取っているが、ほぼ自分のことでしょう。それを極端化したようです。健康的ではない。女と酒に溺れた人生。そして心中を試みる。文体は率直だけど、志向するものが破滅型。僕は認めたくないです。
日曜日、午後から夕方迄の時間がありましたので読みました。グッド・バイに至っては構想そのものが脆弱で、書き出して直ぐに行き詰まったようです。駄作でしょう。
「走れメロス」の作者がどうしてあんな悲観的になったのか、わかりません。
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