シャノアール展の経緯
2009年の9月1日から愛媛県立美術館南館で「棄てられた街」展を開催して、それを観た高知の方々から「高知でもやって欲しい」と言うことがあって2011年に高知市かるぽーとでの展覧会になったのです。高知では終わったあと、絵を描く人がいっぱいいるので研究会をしてくれないかと言うことでした。OKしたら、愛媛県八幡浜の入山忠義さんから、「愛媛展」の方が先で、松山でもやって欲しいとの強い要望が出たのです。それで2012年から松山、高知、同時にスタートしたのです。3月に1回のペースで3年やりまして、終わらせてもらいました。その研究会のメンバーでのグループ展がシャノアール展なのです。
そもそも愛媛県立美術館で「棄てられた街」展をやることになったのは入山忠義さんからの要望でした。入山さんは私が「一枚の繪」にお世話になっている頃からのファンの方でした。絵画展のたびに、福山天満屋、四国中央市での絵画展などご夫婦でクルマで来てくださいました。それで松山でも展覧会やって欲しいとの話をされて放送局でロビーのギャラリーを勧めてくださったのです。いつも丁寧なお手紙をいただいたのです。私は「一枚の繪」と付き合っていたので売る絵ではなくて、大きな絵の展覧会なら、と申し上げたのです。そうしましたら、愛媛県立美術館がいいとおっしゃる。図面のコピーを送ってもらい南館のスペース全部を借りたいとご返事したのです。
入山さんは美術館の規定に基づき申し込み、抽選を受けて見事に全部を借りることになったのでした。私は全国巡回を考えていたので四国を、代表して松山での開催を実行したのです。
横浜、山形、大阪、沖縄と展開していく中でのことでした。各地で、大きな反響でした。あとで聞いたことですが、松山市のある方は日展で「雨の舗道」を観て感動してくれていて、その作家の展覧会が県立美術館であると聞いて、ファンレターを用意して来てくれたのでした。
そんなことで松山市での展覧会、研究会が始まったのです。何事も始まりが有れば終わりも来る。いい潮時でした。めでたく13回で終了しました。
来年の同じ時期にギャラリー黒猫を借りて中西繁オープンアトリエを計画します。6日間公開制作です。静かな、交流の機会になると嬉しいです。
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