もしも徳川家康が総理大臣になったら 2

考察です。
基軸は、家康、秀吉、信長の3人。戦国時代の武将の考え、采配がどうだったか。現代の日本の政治を司ったらどうするか?
戦国時代50年間の激動の上、256年だか平和であった徳川幕府時代を評価しているのが原作、監督の意識ですね。そこで、鳴かねば殺す、鳴かせてみよう、鳴くまで待とうホトトギス、と三者の考えの特徴を、現代日本に擦り合わせた時にどういう政策になるか。巧みに描かれています。

も一つ、為政者に対して国民の側との関係。選挙民の支持がなければ為政者は政策を実行できない。民主主義の時代だから。その視点が、らんまんで妻役を演じた浜辺美波さんが演じるテレビ局の記者。純粋で真っ正直。ちょっと頼りないように見える。でも、その性格が官房長官になる坂本龍馬に気に入られスクープになる取材を許される。

最後に内閣総辞職して消えてなくなる時に家康が大演説する。これが長いのですが、素晴らしい❗️そうして将来の日本を担うのが、一人一人の国民の意志だとまとめる。

戦争の出来る国にしていこうとする自民党総裁選に立候補するひとたちは、よほど良く考えてもらいたい。高級料亭で多数派工作しているよりこの映画を観るべきです。

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