今、8月28日午後10時になろうとする時間。母への感謝の日を閉じる時間になって、1993年に「母に献げる」とした第二画集「古都の旅」に触れるとしたい。
92年12月に予定した一枚の絵銀座画廊での個展。僕は「哀愁の巴里」から1年。画集は出せないと思っていた。が、竹田厳道社長は画集を作れという。もう間に合わないというと個展を延ばせばいいと、翌年の1月に繰り延べしたのです。そうして出来たのが全作品50点を掲載したこの画集。竹田厳道社長は凄い人だった。感謝にたえない。
もう、長期に入院していた母に画集を届けられた。その時は個室に移っていたので母に、
「僕を産んでくれてありがとう」
と直接言ったのです。
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