小澤征爾さん、お亡くなりに

2月6日に小澤征爾さんがお亡くなりになったとの報道を新聞で知った。その前に友達からのLINEで亡くなったことを知ったのでしたが。
日本人の指揮者では初めてでしょう、世界的な指揮者となったのは。88歳だったようですね。病気をされて、身体はどんどん小さくなって、車椅子で指揮台で指揮をしている映像を垣間見たりしていました。
大江健三郎さんの時もそうでしたけど、いつ訃報が来るのか、と心配するばかりの日々でした。
昔、サラリーマン建築家のころ、井の頭線の電車の中でほぼ隣になったことがありました。背が高かった。モデルの方と結婚したばかりだったかな。お2人とも背が高く、背筋をピンと伸ばした素敵なお姿でした。
ウィーンでのニューイヤーコンサートの指揮をした時テレビで見たことがあります。軽快なワルツや行進曲は、お手のものかもしれないけど、本当は、ベートーヴェンなどを聞きたかった。
あれだけ世界のオザワと言われたのだから、その音楽性の高さは計り知れないくらいでしょう。けど、気さくな人柄、人間性がそうさせたのかなあと、勝手に思っています。
カラヤンの場合、気難しく、短気な、全く鋭い音楽性だけで支持された指揮者。とは、違う感じ、皆んな仲良く演奏しようと、いう感じ?
サイトウ記念音楽祭もそうですが、恩師のことをいつまでも忘れない活動とか、ヒューマンですよね。松本市が音楽の街と言われるのもそんな背景なのではと思います。
松本は、コンサートホールが2つもあって、旧制松本高校とか、松本城の景観とか、もちろんいろんな要素がありますが。僕は絵の方でも、とても支援いただいた街なんです。
小澤征爾さん、生の指揮を見たことありませんでしたが。世界的な日本人がまた一人、お亡くなりになった。

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