Le Pet i t Pr i n ce の誕生
フランスで制作された「星の王子さま」の誕生ドキュメント。NHK BSで10時40分からの放送。目覚ましをつけて、30分前には起きて観ました。
サン・テグジュペリは軍人でしたが、作家としてとても有名だったようです。除隊後NYに船で行く。船の中で映画監督のジャン・ルノアールとも知り合う。時はまさに第2次世界大戦真っ只中。フランスと違ってNYは戦場ではなかった。そうした環境で、出版社の編集者達とのコミュニケーションを取りながら構想が練られたようです。
僕は遅ればせながらフランス留学中に、フランス語で読んだのが最初でした。読んだと言っても理解出来なかった。それで、オペラ大通りの日本の本屋に行って日本語版を買ったのです。
日本語で読んでも、言葉はわかるのだけども、理解に至らなかったのです。不思議な本です。
サン・テグジュペリは、大きな子供でした。その子供が、6歳の時の思い出を書いたのです。
「小さな王子さま」が原題で、「星の王子さま」とつけたのは日本語訳だけです。
絵本でもあるので、王子さまの姿をどうするか?ものすごいスケッチが残されてます。詩人であり、また絵描きなんです。原稿を書いたり、録音で示したり、編集者たちとのコミュニケーションをとりながら、発想したり。思いつきを電話したり、妻や愛人とのコミュニケーションの中でも考えたり。パーティーやら、広大な邸宅の庭でスケッチしたり。推敲も凄かったようです。削る、削る、変更、追加、削る。物語も変化して、大人にはわからない子供の世界へ。
小麦を食べない王子様。
何を意味するのか?
ガス燈しかない星。
どういう意味か?
発行して、サン・テグジュペリは再び前線に志願して飛び立つのが凄い。
子どものために書かれたのか、
大人向けの本なのか?
世界で最も読まれている本。
知らないこといっぱい教えられた番組でした。
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