君たちはどう生きるか 原作2
天野光則先生から送られた本を箱から出して開いて、ブログに紹介記事を書来ました。
本のカバーにセロハン紙が付いていて、破れるといけないので外して箱の中にしまっておきました。
本に付いてる栞代わりのヒモが、終わりに近いページに使った形跡が無いままありましたので、読み始めてから使うようにしました。
中学生用の文体、漢字の振仮名なのでたやすく読めます。だからこそゆっくり読もうと思いました。3分の2くらいしたところで、漫画でも山場の、上級生から友達がいじめられ、自分が出ていけなかった事件のことになりました。
ナポレオンの話の後、一番多いページを割いている項目でした。
それを読んでいながら、小学生の頃に教室でF君と大喧嘩したことを思い出していました。読むのと並行に思い出したことを考える。ほとんど並行して出来るのですね。
F君は身体はそう大きくはない子でしたが色が黒い子でした。日に焼けてなのです。野球が上手くて足も速い、スポーツの得意の子です。その後野球をやりたくて早稲田実業高校に行ったのです。その子がいわばガキ大将。威張っていました。勉強はイマイチでした。僕は成績は良くて、いつもクラス委員に選ばれていた。F君とは普段から話もしない対極に居る感じでした。だから、あまり好きじゃないもの同士の関係でした。何かの話から言い合いになり、険悪な感じになったのです。授業が終わったあと、更に喧嘩腰になりました。皆んなが取り囲む中、普段は喧嘩したこともない僕が、ガキ大将に挑むことになったのです。僕は怖かった。でもこの際やっつけたいとも思ったのです。勝てるかわからなかったけど。机や椅子を全部周りに寄せて真ん中に広いスペースを作っての決闘になったのです。背の高いk君も、可愛らしいM子さんも周りにいる。止めてくれ無い。それはもう通り越して公然たる決闘なんです。
襲いかかって、殴るのではなく組み合って相撲のような喧嘩だったと思う。僕の方が少し体が大きかったからか、F君を倒して、仰向けにして僕が上から馬乗りになった。いくらでも顔を殴れる体制になったところで、k君だったと思うけど、止めに入ったのです。勝負は付いていた。それ以来、ガキ大将は僕を認めて仲良しになったのです。
小学校のクラス会は毎回僕が幹事で、続いていますが、20年以上経つでしょう、クラス会にも時々参加していたF君が胃癌で亡くなった知らせがありました。
その教室での大喧嘩のことを本を読みながら思い出していたのです。
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