『ギャラリー・トーク』のこと
創彩展での『ギャラリー・トーク』。
田中君子さんの時からの名称です。僕が自分の個展の時によく使う名称なんですが、団体展の場合にはしっくり来ない。何か僕が喋るのかなと思いますよね。
実際は「講評」会。初めは漠然と会場を歩いて、気のついた作品について講評する、皆さんはそれを聞く、という事で始まりました。
だんだん出品者が、本人の作品について講評を聞きたいということになって来て、参加者の作品の前で止まるということになっていきました。
そうすると『ギャラリー・トーク』という名称は、どんどんおかしくなって来ました。『講評会』というのが実態です。
しかしながら、今回、来られた作家を紹介しようと絵の横に出てもらいました。そして、作者から説明もしてもらいました。その上で私の意見も言うという形になって来たのです。
仏画の前に来て、作者の方がいらした。僕は『これはわからないです』と率直に言ったのです。そうしましたら、作家の先生が自ら説明してくれました。最後は一緒に来られた夫君までも説明して、「金箔はお金がかかる、」ことを言ってました(笑)。
その日、全部終わってから、創彩会メンバーのLINEのグループチャットにコメント書きながら思ったのです。会場でのこのイベントは、僕の講評会ではなくて、作者の『トーク・イベント』になって来たなということ。だから名称は『ギャラリー・トーク』でいいんだと思って来ました。
来年からは『出品者・ギャラリー・トーク』とすればハッキリしますね。私は司会役。そうすれば参加者もハッキリとした意識で参加することになりますね。そして名前と顔と作品が同時にわかって来る。何かの折には話しかけやすくなりますよね。メンバー同士、仲良くなって来ますね。
とてもいい感じではないですか。
この記事へのコメント