「賞」ということ
24日にアーネストクラブの研究会があり、
27日には創彩会の研究会がありました。
研究会は展覧会に出品予定の作品について、皆んなで講評してよりいい作品にするための動機付けです。
展覧会では「賞」があります。創彩会は小さな団体なのですが、内閣総理大臣賞、文部科学大臣賞、都知事賞の枠があるのです。
田中君子副会長がお亡くなりになり、新生創彩展では審査をどうやるか、がこれからの課題なのです。慣れてない皆さんが運営するのです。
それで、2月頃から会長から、外部審査員の相談を受けていました。実は僕が昔、その外部審査員をやったことがあるのです。
アーネスト展の審査員も一度佐藤哲さんに言われてやったことがあるのです。
それぞれ一回やって懲りてしまったのです。それは兎も角、創彩展の場合文科省との関係で外部審査員は必須なのです。それで、アーネストクラブの会長の高井禄郎さんにお願いしたのです。一度は、断られたのですが、デッサン会に行ってお会いして頼み込んだのです。
審査の公平性の為に外部審査員が必要なのです。高井禄郎さんには24日の日に再度審査の公明正大性、民主的審査に貢献することお願いしました。
限られたメンバー、応募者です。作品がいいからと言って同じ人が何回も受賞してもまずいわけです。そもそも、数字でキッチリ現せるものではないのが絵の世界です。感性の問題でもあります。優劣を付けること自身が難しい。しかし、いいものとそうで無いものとがあるのです。それをどうするか。評価の基準をなんらかの形で作らないといけないのです。
27日の研究会のあと創彩会の会長さんと少し話し合いました。8月の初めに私の審査基準案を会長宛に提案していました。翌日朝から東光展の場合の審査の方法を思い出してレポート書きました。創彩会のグループチャットにも載せました。僕は審査には加わらないのですが、なんとか公明正大な審査をしてもらいたいからです。
創彩展の場合、落選は無い。「賞」だけです。
でも、重要な賞をどの作品にするか、本当に難しい。展示されて、「え!コレが内閣総理大臣賞?」と思われるかも知れない。会長さんはそれを心配しておられるのです。
皆さんで悩んで、でも、決めるしかない。
何しろ、作品本位。民主的審査。良く議論して。
僕は、だからアンデパンダンが好きなのです。
審査無し、賞無し。芸術に優劣は無いのです。
月曜日のらんまん。
ドイツ留学から帰ってきて教授になった徳永は万太郎を助手とする。月給も出るようになる。
しかし、植物学の主流は顕微鏡による生命の解明にあると言う。国家間の競争なのだとも。
万太郎は「競争?」と疑問に思う。
脚本の長田育恵さんはよく研究してますね。
日本の全ての植物を採集して名前を付け、体系化する、植物図鑑を作りたい万太郎。また大きな壁が出来たよう。大窪は排外された?今週はまた難題が。
「らんまん」もあと5週となりました。
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