NHKスペシャル

人間は、どうして戦争をするのか。
ゴリラの研究者とエジプト発掘の考古学者がコメント。
戦争の規模がどんどん拡大してきました。
それは凄まじいことです。
人間の脳の中に好戦性の物質があると言う。
しかし、そうした神秘性に逃げ込んでいるようで僕は納得いきませんでした。
現実のウクライナ戦争。
政治家が起こしている戦争。武器商人がほくそ笑んでいるわけで、人間の脳の機能なんかに一般化してどうする。
前にも書いたことですが、ビレッジ文庫から持ってきました。
1932年、国際連盟の求めに応じてアインシュタインがフロイトに手紙を書いて、フロイトが応じる。
どうしたら平和な世の中になるのでしょうか?
という議論。
訳者後書きより

二人とも文化が大事だという。
人類全員が平和を望む心にならないと戦争は無くならない。それは文化の力だと。
アインシュタインは当時53歳、
フロイトは76歳、私と同じ歳でした。
国際連盟は崩壊して第2次大戦に突入していく。アインシュタインは米国に亡命、フロイトは英国に亡命する。大戦によって書簡は忘れ去られてしまう。
再版は、2000年になってから。
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